戦力外捜査官 武井咲 TAKAHIRO 第4話 八嶋智人 徳重聡 濱田マリ YOU 柄本明 [ドラマ]

戦力外捜査官(日本テレビ系)

武井咲とTAKAHIRO演じる刑事コンビの活躍を描くコミカルなミステリー

放送日:2014年2月1日
毎週土曜 21:00~21:54
原作:似鳥鶏「戦力外捜査官姫デカ・海月千波」(河出文庫刊)

第4話

“戦力外捜査官”千波(武井咲)がついに現場に参加させてもらえることになった。

ピエロマンの事件で結果を出したことを認める越前(柄本明)の計らいだが、
小早川(佐野史郎)は渋い表情だ。

そんななか商店街で強盗傷害事件が発生し、
千波は張り切って現場に向かう。

商店街の会長事務所から現金が盗まれた事件。

だが金庫にあった950万円のうち、
盗られたのはなぜか300万円だけだった。

この時期、この場所に現金があることを知っていたのは誰か――。

千波は設楽(TAKAHIRO)とともに、商店街の前会長で和菓子店を営む
辺見への聞き取りに向かう。

辺見の家の前には、なぜか新聞記者やテレビクルーが大勢いた。

実は辺見は先に起きた「青井夫妻強盗殺人事件」の重要参考人だった。

夫婦二人が殺され金庫が荒らされた事件で、
辺見は夫妻の家の隣りに住んでいたのだ。


辺見は群がるマスコミに「帰れ!」と怒鳴り散らし、
きな粉を撒き散らしていた。

千波がきな粉をかぶりながら中に入ると、
店のショーケースにはホコリが積もり、
和菓子は捨てられているようだ。


辺見は何も話そうとせず「帰れ!」の一点張りで取りつく島もない。

捜査本部に戻った千波は「そんな捜査では子どもの使いだ」と
川萩(八嶋智人)に言われてしまう。


井上(小籔千豊)は「やはり現場には向いてないんかなあ」と
これ見よがしにつぶやく。


しょんぼりとする千波に大友(徳重聡)が声をかけてきた。
大友は千波にある週刊誌のコピーを見せる。

そこには辺見が「殺された夫妻ともめていた」
「店の経営が苦しかった」などと書かれていた。

そのせいでマスコミは辺見に注目していたのだ。

しかし事件を担当する1係は辺見をまだ犯人とは断定しておらず、
逮捕の予定もない。

なぜ辺見はマスコミ相手に怒鳴るなど、派手な行動を取るのか?

あれでは自分からマスコミを集めているようなもの……と、
千波は考え込む。

再び辺見を訪ねた千波と設楽は、家の裏口の塀に
「人殺し!」「死ね!」などと落書きがされているのを目にする。


近所の人々も口々に辺見が夫婦を殺した犯人ではないかと噂していた。

いやがらせのハガキも山のように届き、
心ない罵声を浴びせる電話もひっきりなしにかかってくる。

「これっていじめと同じだ……」とつぶやく設楽。

すると千波はブラシやシンナーを買い込み、壁の落書きを消し始めた。
そんな千波の姿に、辺見の心がわずかに動く。

が、掃除の途中で千波と設楽は、辺見家の雨どいから
血のついたバタフライナイフを見つける。

DNA鑑定で血痕は青井夫妻のものと一致した。

やはり辺見が殺人事件の犯人なのか?

商店街の強盗事件も辺見の仕業なのか?

だが千波は殺された夫妻の息子・明雄(夕輝壽太)が
言ったある言葉が心にひっかかっていた……。


キャスト

武井咲/海月千波役
警視庁捜査一課18係に配属されたキャリア警部。
幹部候補生だが推理オタクで現場を希望、
いち刑事として任務に当たろうとするが、
余計なトラブルを避けたい周囲からお荷物扱いされてしまう。

TAKAHIRO/設楽恭介役
18係所属の巡査。
空手有段者の武闘派。
正義感と使命に燃える若きエースだが、
タッグを組むことになった千波に足を引っ張られる。
一方で千波の警察官としての高い志に感銘を受ける。

八嶋智人/川萩剛役
18係係長を務める警部。
ノンキャリアのたたき上げ。
設楽に千波の面倒を見るよう指示する。

徳重聡/大友洋役
18係所属の刑事(巡査部長)。
正義感の強い人情派。

木下隆行/双葉大介役
18係所属の警部補。
やり手で強引な捜査を得意とする。

濱田マリ/森山薫役
18係所属の警部補。
男まさりで上昇志向が強い。]

YOU/海月桃子役
千波の母親。
千波が警察官になることは反対したが、
キャリアになることを条件に承諾。

柄本明/越前憲正役
警視総監。
千波に警察の未来を託し、18係に送り込む。

ストーリー

推理オタクで刑事として現場に出ることを夢見てきた
キャリア組の警部・海月千波(武井咲)は、念願の警視庁捜査一課18係に配属される。

しかし、やる気全開の千波に対し、18係の刑事たちは浮かない表情。

なぜなら、千波の経歴に傷が付いた時に自分が負うことになる責任の
重さに恐れていたのだった。

彼らは、千波を戦力外扱いし、トラブルから遠ざけようと行動を厳しく制限。

さらに、武道派刑事・設楽恭介(TAKAHIRO)が彼女の“お守り”をすることに。

しかし千波は、事件解決のために自分ができることがないかと東奔西走。

はじめは困惑していた設楽も、千波の意見に耳を傾けるようになる。

概 要

戦力外捜査官
武井咲が戦力外捜査官として初の刑事役に挑む
コミカルなコメディー・タッチのドラマ。

周囲の配慮から、配属初日に“戦力外”となった
キャリア警部・海月千波(武井)が、
ノンキャリの刑事から仕事のいろはを学び、
一人前の警察官として成長していく姿を描く。

千波の相棒となるイケメン刑事・設楽恭介は、
これがドラマデビュー作となるEXILEのTAKAHIROが演じる。

武井は「“(警視庁には)実際にこんな2人がいるんだろうな”と
思われるキャラクターにしたい。原作に基づきながらも、
人間味のある関係が作れれば」と意気込む。

今作で初めて連続ドラマの脚本を手掛ける劇作家・鴻上尚史が、
似鳥鶏の原作小説をどう“料理”するのかも楽しみだ。


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